お金持ちに対する偏見
ある人が、ぽつり言いました。
「お金持ちは悪いことをしていると思っていた」
そんなことを思う人がいるんですね。
私の偏見
私は、「会社員は悪いことをするからお金持ちになれない」
と思っていました。
すべての会社員がそういうわけではありませんが、今も思っている節があります。
私は、月200時間近い残業を強いられ、残業代も払ってもらえませんでした。
それを指示する上司、相談しても逆切れする上司、相談しても見て見ぬふりの人事。
降格処分がない経営陣を含めた基幹職はやりたい放題でした。
「早く課長（マネージャー）になりてーなー」「人間、性悪説だよな」
と言いながら、働き続ける先輩。
課長になったら、会社の方針に従い、部下を死ぬほど働かせ、「残業つけるな」と言わなくてはいけない。
それは嫌だと違う道を探した私。
ここが分岐点だったような気がしました。
空気を読んだ結果
会社で働く前のことを思い出しました。
大学4回生になり、研究室に配属されてすぐの時に、大学対抗ソフトボール大会の審判をしたことがあります。
私は3塁側の塁審をしており、自分の研究室は守備についていました。
相手側の攻撃で、サードの右側を抜けた鋭い打球をフェア！と判定しました。
そこで、サードを守っていて打球を取れなかった博士課程の先輩が
「フェア？」
と含みを持って言ってきました。
これは、ファールと言わなければいけないと圧力を感じた私は、
とっさの判断でさっきの判定を覆し、
「ファール」
と言いなおしました。
これが物議を醸しだし、結局、主審（同じ研究室の4回生の友達）が駆け寄り、
「ファールラインの内側を通ったものは、必ずフェア！！」
と怒られてしまいました。
本当に情けない話で、今も思い出します。
悪いことはしたくない
一方で、就職してから、そういう悪いことはできなくなった。
会社員として空気を読まなくなった、いい機会だったのかもしれません。
いずれにせよ、昨日の投稿からつながる、誠実に生きるって大事だなって話です。