借金は少ない方がいい
私が就職活動をしていたのは、もう30年近く前になりますが、
四季報を見て、会社を選んでいました。
日本が経済大国世界第2位だったころ。
でも、バブルは終わり、氷河期に入っていたころ。
京大院卒でも、会社から「今年は募集していません」とあっさり門前払いを受けることもありました。
私が、
四季報の何を見ていたかと言うと、
「借金が多いかどうか」
です。
借金が少ない方がいいだろうということで、
「総資産に対して有利子負債が20%以下」
の会社を選んでいました。
初任給とか、福利厚生とか、人気とかではなく。
で、縁あって入社した会社で、役員を囲む新人研修があったのですが、
役員の方が、いきなり、
隣にいた私に聞いてきました。
「会社の売上、知ってるか?」
私「・・・(少し思い出す時間があって)2000億」
役員「利益は?」
私「200億」
役員「なんだ、知ってるのか」
たまたま四季報を見ていたおかげで答えることができました。
もっとも、研修の本来の趣旨は違ったと思いますが。
稼いで、成長する会社を
今日は、213(ニイサ)の日。
日経新聞には、たくさんNISAに関連した記事がありますが、
別な視点で、P.3から。

業績停滞でも賃上げ要求。
物価高だから、という理由だそうですが、意味が分かりません。
稼いでもないのに。
稼いでいれば、こうは書かれない。
就職するなら、しっかり稼いで、伸び続ける会社がいいと思います。
給料も上がるし、役職も増えるし、何より成長している実感も感じられそうです。
就職の視点に、四季報、いかが?
成長するかどうか、もいい視点になると思います。