利率で整理する
定期預金、
債券、
株式投資、
全て利回り(利率)で整理すると、どれがいいのか判断の目安となります。
例えば、
定期預金の利率が、年1%。
債券、A社の社債が年3%。
株式では、購入時に割安な会社であれば、おおまかにROEで代替できそうです。
以下、B社の平均ROE10%で考えてみましょう。
10年複利なら、
1.01の10乗、1.03の10乗、1.1の10乗。
それぞれ計算すればいいだけ。
10年後、1.1、1.3、2.5 倍となります。
インフレ率が2%とすると、実質は差し引きが必要です。
それぞれ、0.99の10乗、1.01の10乗、1.08の10乗 に変わります。
10年後実質は、0.9、1.1、2.1 倍となります。
この過程だと、定期預金は実質目減りします。
ここに、中身の吟味が加わります。
中身の吟味
定期預金は、吟味の余地なし。
債券は、株より安全な資産とされますが、時に紙くずになります。
中3の時、社会の授業で、
「国はつぶれないから、国債は安全と言われる」
と習いました。
でも、戦後、日本の国債は紙くずになりました。つい80年前のこと。
だから、中身は知って(考えて)おいたほうがいいです。
利息はちゃんと払ってもらえるのか。
満期の際、目減りしていないのか。
日経新聞5月29日(木)のP.9より

日経新聞5月30日(金)のP.17より

株式も、買うものはしっかり吟味するのがいいのは言うまでもありません。