インフレ税
インフレは、お金持ちにとって、最大の税金になります。
例えば、1億円持っていれば、1年2%の物価上昇で、200万円の目減りが発生します。
だから、200万円の税金を納めたのと同じ。
値上げ
会社は物価上昇分を商品の価格に転嫁します。
簡単に値上げできる会社は、競争の少ない商品を販売している。
ビジネスモデルがしっかりしていて、他社が参入しにくいものを作っている。
物価高以上に値上げできると、利益も増えます。
一方、値上げがしにくい会社は、競争のある分野で商売をしている。
価格を上げるとお客が他社に流れて行ってしまう。
こういう業界では、なかなか値上げができない。
ここで得するのは、消費者です。
株主となるなら、価格が簡単に値上げできるビジネスをしている会社を選ぶことになります。
2%のインフレで、2%以上の利益上昇が得られることもあり得ます。
会社員として働いていて、2%の賃上げって滅多にない。
となると、生活は苦しくなる。
ポジション
全体から俯瞰すると、どこにいるのがいいか見えると思います。
会社員がいいか、株主がいいか。
競争の激しい業界の会社か、競争の少ない業界の会社か。
現金がいいか、株式がいいか。