2025年のメイン(6月下旬)の株主総会シーズンが終わりました。
私は、5社、出席しました。

とあるスタンダード企業

とあるスタンダード企業の話です。
前の中期経営計画には、「プライム市場移行の意志」が明記されていたのですが、新しい中期経営計画には、その記載が無くなり、プライム市場移行を取りやめた様子でした。
これが気になり、質問するため株主総会に出席しました。

いくつかの質疑応答で、プライム市場移行の意志があることがわかりました。そこで以下のように質問しました。


「新しい中期経営計画にプライム市場への移行の意志表示が無くなっていました。
前の中期経営計画には書かれていたのに、今回なぜ書かなかったのでしょうか?」

社長
「書いてあります。」

(マイクの場所から)席に戻り、他の方の質問の間、中期経営計画を調べても、やはり書かれていない。
また質問。


「手元にある中期経営計画を見返しても、どこに書いてあるかわからない。
どこに書いてあるか教えてください。
事務局からでもいいので。」

社長
「わかりました。」

結局、株主総会終了まで、回答はありませんでした。

2日後、電話したところ、新中期経営計画には書いていなかった、本日書簡を送る、との答えが得られました。

昨日、書簡が送られてきたのが、以下。

ご質問:の 「記載があるのか?」とは問うていないので、ずれを感じました。

株主総会では、社長一人で「書いてあります。」と断言していたにもかかわらず、
書面に「私ども」と記載されており、文面が社長の言葉でないことが推察されます。

参考になります。

とあるプライム企業

ビジョンが明確に伝わった会社もあります。

「株主が知りたいことは、この2点と考えています。」
と、今後の方針や戦略について、スライドで説明してくれた会社もありました。

初めて参加した会社で、社長の考え方がよくわかりました。

他の企業

他にも、「つぶれそうになったときもあり、株主の皆様に支えていただきました。」
とおっしゃる経営者の方もいました。

株主総会の位置づけをどう考えているか

株主総会は、年1回の株主(個人投資家)との対話の場です。
経営者が、株主総会をどんな位置づけで臨んでいるかも、感じられます。

ステークホルダーには、従業員、顧客、株主、その他、たくさんの人が関わっています。
誰を大事にしているか、何を大事にしているか、そんな視点で経営者を見ると、色々わかってきます。

投資するには、
応援したいか、そうでないか、自分の在り方、生き方と関わってくると思います。

株主総会、参考になりますよ。

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SHOGO

2001年から投資を始め、2019年から専業投資家。 1人でも多くの日本人が、日本のいい会社の株を保有することを願っています。 頭を使って稼ぐことを許容することで、日本から資産が流れないようになるといいなと思っています。

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