いい本
しびれた。久々にいい本を読んだ。
800億円超の資産を稼いでいても、小型株への投資をしているので、やってることの基本は、個人投資家とあまり変わらない印象を受けた。
考え方が違ったところ
私の考え方と決定的に違ったところは、英語への姿勢。
英語がちゃんとできるかどうかで年収は10倍ぐらい違うと書いている。
著者は英語ができたから、ヘッジファンドとの出会いがあった。英語ができなかったら、プランBで個人投資家となり、せいぜい数億円の儲けだったと。
耳が痛い。
他にも違うところがある。
人への貢献。
なんでもいいから他の人に役に立っているという実感が幸福につながると本書は締めくくられている。
著者は、ファンドをしていることで、お客のお金を増やして貢献してきた。
会社も顧客も儲かるビジネスを模索した結果なんでしょうねえ。
このあたりの考え方も、私は2年ほど前からわかるようになってきた。
ブログを始め、投資講座を始めたのは、教えてほしいという人がいたから。
その前は、ブラックな会社を辞めるためだったので、強い動機にはなっていたが、幸福にはつながらなかった。不幸を回避するためだった。
今の私は、いい方向を向いていると思えた。
合理的な解説がたくさんある
順番が前後するが、
本書の前半部分では、確率的に数字で考えている。合理的に考えている。数字をたくさんつかって説明してくれている。
解説たくさんで、腹落ちをしっかりさせてくれる。
結局、
割安株の中で10銘柄ほど成長株っぽいものを探し出して投資すればいいだけの話。
と結んでいる。
答えから入ると、ぶれるんですよね。
でも、合理的な説明がなされており、一度でいいから理解しておくとぶれにくくなると思います。
答えを繰り返すと、
割安株の中で10銘柄ほど成長株っぽいものを探し出して投資すればいいだけの話。
この本は、株式投資をしていない人にはまだ難しいかもしれない。
あまり勉強する気がなければ、TOPIXのETFを買っておけばいい、という言葉が2回ほど出てくるので、まあそれだけでも価値があるのですが。
長くなるので、続きをまた明日。