会社の持つ投資有価証券
会社によっては、ここの金額が大きいことがあります。
会社の投資に対する考え方が出てきます。
資産の20%以上になるようなら、
具体的にどんなもの(株や債券)を持っているか、調べた方がいいでしょう。
具体例(サンネクスタグループ)
例えば、サンネクスタグループ(8945)は、
2022年6月期の有価証券報告書のP.72を見ると、
ベネフィット・ワン(2412)の株式を前年度138万8千株持っていて、
金額48億5106万円分ありましたが、
今年度は104万1千株に減って、
18億9878万円分になったことになります。
ベネフィット・ワンは株価がかなり上昇しましたから、
サンネクスタグループは株を売って相当利益をあげたと思われます。
ただし、まだ104万株残っている。
貸借対照表を見ると、
前年度50億円あった投資有価証券は、今年度21億円まで減少しています。
(ベネフィット・ワンの株価の下落が大きい)
営業利益は横ばいなのに、ROEは24.49%まで高くなっています。
投資する会社の持つ株式は、いい会社の株である方が望ましいです。