斎藤茂吉の息子、斎藤茂太さん(精神科医)の本で読んだ話です。
私の記憶なので、多少違う点もあるかもしれません。
父の斎藤茂吉は、めちゃくちゃ優秀で、婿養子に入り資産家からお金を出してもらってドイツ留学などをしています。そして、大活躍している偉人ですが、ウナギが大好物でした。
あるとき、鰻屋さんでうな重を頼んだとき、となり人のウナギの方が大きいとみると、
「そっちの方が大きいから、換えてくれ」
と言って、交換してもらったそうです。
更に、
いざ交換してみると、
「やっぱりそっちの方が大きいから、交換してくれ」
といって元のウナギの方を戻してもらったことがあるそうです。
大の大人が、そんなことをするのか!
と普通は思うわけですが、
子供時代に同席していた、精神科医でもある斎藤茂太さんは、
その方が本人にとって精神的にはよいことだと書いていました。
私はこれを参考にしています。
昨日の投稿とも関連して、思い出しました。
自分の思いを大切に。