「頭としっぽはくれてやれ」
株は安く買って高く売る、のが基本ですが、大底で買って天井で売るのは至難の業です。
狙いに狙うのではなく、大まかに下で買って大まかに上で売るとうまくいきます。
強欲になりすぎると、下がりだして売り時を逃したりするものなので、
少々の利益は誰かにくれてやるぐらいでちょうどいいです。
「名人、底買わず、天井売らず」と同じ意味合いですね。
「休むも相場」
うまくいかないときは休むのも大事です。
長く投資をしていると、裏目裏目に出ることもあります。
株式投資は、サラリーマンでは得られないような利益が得られます。
これほどの刺激もないわけで、やめられなくなりますが、
うまくいかないときは、ドツボにはまる前に、お休みすることも考えましょう。
「見切り千両、利食い千人力」
損切りと利益確定のことを言っています。
見込みがなくなったら、あっさり見切らないとずるずる株価が下がります。
特につぶれる予兆が出てきたりしたら、株価が回復する見込みは薄いでしょう。
2011年の東京電力なんかはその典型ですね。
仮に東日本大震災が起きた時点で持っていたら、投げ売りが正解です。
バフェットは、暴落で株を売るのは、
劇場で火事が起きて逃げる際に自分の席に誰かを座らせるようなもの、
とたとえています。
いい会社の株を買う。間違いに気づいたら売り。