株を買うときは安い方がいいという話です。
株は一度に一気に買わない
当たり前ですが、株価は下がる可能性がありますから、全力で買うのはNGです。
業績が上がると見込んで、ある会社を応援しようと株を買うとします。
1度に買うのはリスクが大きいですから、たんたんと一定金額ずつ買います。
ドルコスト平均法と言います。
株価が上げ調子の場合と一度下げる場合
今後5年間で株価が上げ続けた場合と一度下げた場合、利益は合計でどちらが大きくなると思いますか?大まかに仮定して見てみましょう。
例えば、株価推移がグラフのような場合。
半年に1回「10万円分」購入したと仮定しましょう。
表1
表1は今日のアイキャッチ画像にもしてあります。数字が見やすいように。
株価が一度下げた場合、
2023年1月に1000円×100株購入、2023年7月に900円×111株購入、・・・
となり、合計1143株買えます。
株価が上げ調子の場合、
2023年1月に1000円×100株購入、2023年7月に1100円×91株購入、・・・
となり、買える株数が少なく、合計769株になります。
投資総額が110万円ですから、
2028年1月の評価額は、表2に示した通り。
一度下げると、95万円の利益。
上げ調子では、43万円の利益。
できるだけ安く買いたい
単純に、買った株の値段が下がると嫌な気持ちになります。
でも、
おわかりいただけると思いますが、
お買い物ですから、安く買えた方がいいんです。
会社の本質的価値が変わっていない場合、安い方がいいでしょ。
新車のクラウンの値段が、500万円なのか、400万円なのかと一緒です。
安くなったら、喜んで買いましょう!!
「名人大底買わず、天井売らず」という相場格言があります。
経験するとわかりますが、一番天井で売ること、一番の大底で買うことは、難しいんです。
※上がる見込みがなくなったらだめです。経営はしっかり見続けます。
※一定金額ずつは現実的ではないので、実際は、一定株数ずつ買うことになると思います。