人生脚本の形成
6-10歳は、生きていくためのことを全面的に親に依存しています。
だから、親から見捨てられる恐怖を味わうと、なんとしても親の期待にこたえなくては、
と自分の気持ちを抑えてでも「こう生きよう」と心に決めます。
「人生はとてもつらい」という人生脚本の出来上がりです。
幼児決断とも言うみたいです。
恐怖を与えるのは、親の不機嫌な態度で、子供は自らの存在を拒否されたように感じます。
大人になったら、他人が不機嫌になっても、自分の命が脅かされることはないわけで、
自分の欲求や気持ちを押し殺す必要はないのです。
向こう岸へ着いたら
こちらの川岸から向こうの川岸へ渡るのに、舟を使ったとしても、
向こう岸へ着いたら、舟を捨てて、陸地は歩いて進めばいい。
人は、大人になっても、子供時代に役立った生き方、幼児決断、人生脚本を持ち続けます。
これは、陸地に着いても舟を背負って歩いていくようなものなのです。
自分自身で気づくのは難しいのですが、お金に関しても、親からの教育を受けています。
他から、学んでいない人がほとんどです。
親との関係で必要であった考え方は捨ててもいいのです。
そういう意味で、金持ち父さん貧乏父さんはタイトルからして、名著ですね。
私は、親から学んだ考えはどんどん手放して、本から学んでいますよ。
もちろん、いい考えは残しておきます。