前回の投稿から、1週間が経ちました。
岩塚製菓(2221)の利益構造について、調べましたか?
営業利益がマイナスなのに経常利益がプラス!?
まず、5月12日公表の決算短信から。
四季報にもあったのは、2022年3月期のもの。
売上180億円、営業利益マイナス3.26億円。
経常利益14.12億円、純利益8.28億円。
2023年3月期も同じ、営業利益がマイナスという傾向です。
ということで、何かイレギュラーなことがあるはずです。
営業外収益に大きな数字が!
損益計算書を見ます。
営業利益と経常利益の間がおかしいので、そこを見ると、
営業外収益のところに、受取配当金が大きな数字となっています。
22年3月期が15.5億円で、23年3月期が52.2億円。
配当金があるということは、株式を持っていますから、有価証券報告書で調べます。
持っている株式を調べる
P.44を見ると、一番上に、WANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITED. とあります。
株数は、6億843万株。大量にありますね。
時価総額は、688億円。
この会社の配当金でしょうね。
最初の方の沿革を見ると、1983年1月に 台湾の旺旺集団に米菓製造の技術提携を開始
とあります。
約40年前に、せんべいを作る技術を教え始めたということでしょうか。
昔の親切が大きく花開いた感じかな。