経済学を大まかに学ぶ
株式投資にも役立つかと思い、高校3年時の政治・経済の先生の著書を2冊読んでみました。
「学びなおすと政治・経済はおもしろい」 南英世 著
「意味が分かる経済学」 南英世 著
経済学の理論に結びつける
マクロ経済学では、総供給(GDP)と有効需要の関係がこの式で表されるようです。
Y = C + I + G +( X – M )
Y: 総供給
C: 消費
I: 投資
G: 政府支出
X: 輸出
M: 輸入
理想的な経済状態における総供給をYFとします。
不景気では、右辺が何らかの理由で減少するので、これを式で表すと、以下となります。
YF > C + I + G +( X – M )
景気をよくするには、右辺を増やす必要があり、簡単なのがG(政府支出)を増やすことです。
政治家は右辺を大きくすることを考える。
労働者は、仕事が増える、ボーナスが上がるなどの恩恵を受ける。
株式投資では、恩恵を受ける会社を見極め、投資する。
ここで、労働者gと資本家rの働き方があることを思い出してください。
(この本にも書かれています)
政府支出は、r+gとなり、個人へ行き渡ります。
r>gですから、
資本家rの恩恵を受けないと、政府支出から見た全体的な受け取りが少ない。
だから、株式投資もしないと、ね。
日本人は、この考え方が弱い。
外国人の方が強いうちは、rが海外に流れる。
これは私の考え方。本には書かれていない。
肌感覚で知ってることが、
経済学の本を読んで、もうちょっとイメージが具体的な数式や言葉になった感覚です。
(すぐ忘れるけど)
また、政府支出の先(将来という意味)の国の借金を背負うのは国民という構図も見えます。
インフレ税というわけですね。
投資家は合理的な現実主義者
全体を通して、現実から乖離しているという感想も持ちました。
著書のあとがきにも触れられています。
経済学を学んでから株式投資というよりは、株式投資はとっとと実践してそこから学んでほしい、といったところ。
なお、数か月前に読んだので、ちょっとずれてるかも。
ご容赦を。