バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイ社がまたまた円建て社債を準備しているそうです。
10回目だそうです。
日経新聞、4月2日(水)、P.9より。

調達した資金は日本の5大商社株への投資に充ててきたとの見方が多い。との記事です。
前回も書きましたが、
今回は違った見方(計算)をしてみましょう。
5大商社株の保有比率が各10%とすると、3月末のバークシャー保有の時価総額は、以下となります。
8058 三菱商事 10.1兆円×1/10 = 1.01兆円
8002 丸紅 3.9866兆円×1/10 = 0.40兆円
8031 三井物産 8.3229兆円×1/10 = 0.83兆円
8001 伊藤忠商事 10.2兆円×1/10 = 1.02兆円
2768 双日 0.7389兆円×1/10 = 0.07兆円
合計 3.33兆円
年率10%で10年成長すると仮定すると、1.1の10乗は2.6倍ですから、
2035年には、8.66兆円となります(配当除く)。
一方、10年債の利率を1%とする(前回の社債は利率0.4%だった)と、1.01の10乗は、1.1倍ですから、
円建て債3.33兆円は、3.66兆円を返せばいいことになります。
8.66-3.66=5.00兆円
バークシャーは1円も出さずに、これだけ稼ぐということです。
誰がバークシャーの円建て社債を買うのか?
銀行でしょう。日本の!
あなたの定期預金が、バークシャーに利益をもたらします。
そんな風に見えます。
そして、株価の下がっている時に、買いあさっている姿が見えます。