バフェットが日本の商社株を買い増し
バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ社は、
2020年に日本の商社株をまとめて買っていました。
今回、2022年さらに買い増したとのことです。
日経新聞11月22日の17ページ。
今回は、円安も買い増しの大きな理由になるでしょう。
そして、2019年からグローバル円債という債権を発行して、買っている。
要するに、お金を出さずに、円建ての社債でお金を調達し、そのお金で日本の商社株を買っている。
2019年に発行したのは、5年~30年のもので、最も多い10年債は利率が0.44%。
伊藤忠商事の過去10年の平均ROEは15.5%
これに対して、伊藤忠商事(8001)の過去10年の平均ROEは、15.5%。
これからも同様に稼ぎ、成長すると仮定すると、
1.0044の10乗は、1.04
1.155の10乗は、4.22
円建て社債はこれまで9000億円調達しているので、
9000億円×(4.22-1.04)=2兆8620億円
株価ではありませんが、ざっくり計算で、
これだけの差を取りに来ているということですね。
お金を出さずに。
前にも書きましたが、伊藤忠商事は日本の会社なので、日本人が働いて稼いだお金になります。
日本人が働いて得たお金を回収しよう
わたしはバフェット(本)から投資を学びましたが、
日本人として、これだけのお金をがさっと持っていかれるのは、悲しいですね。
日本人がもっと投資をすれば、伊藤忠商事の株価ももっと上がっていて、こんなことにはならないだろうに。