「暴落相場とインフレ 本番はこれからだ」澤上篤人著
を読みました。
澤上篤人さんはさわかみ投信の創業者です。
本は、
これまでじゃぶじゃぶにお金をばらまいてきたから、インフレになって当たり前。
コロナによる制限やウクライナ戦争により自由貿易体制が大きく揺らぎ、インフレを呼び込んだ。
金融緩和バブル崩壊とインフレが本格的に到来する。
そして、
マーケットの暴落を抑えようと、さらなる金融緩和をしようにも、金利上昇を招いてしまう。
国債発行もままならない。打つ手がない。企業は淘汰される。
結局、社会に多くの富を生み出している会社の株が安くなった時に買おう!
といった内容かな。
株式投資関連の本になかなか書かれていないけれど、以下が面白かった。
世界各国の租税率の違いを利用して、税金をほとんど払わないような企業はどうなの?
ESGやSDG‘sって、今更、何を言ってるんだ。
企業経営が腐っている、堕落している、経営の質が落ちている。
共感できますね。
社会を良くしようとしているなら、当たり前ですからね。
経営者も、投資家としても。
私がソフトバンクGを触らないのは、日本にほとんど税金を払っていない会社だから。
あなたの倫理観、道徳意識、社会正義、それらを大事にしていれば、いい会社の株を長く持てますよ。
ついつい、欲が出るんですけどね。