日経新聞4月16日のP.3から。
ドイツの話。
東日本大震災の際、メルケル首相が脱原発へ舵を切りました。
2011年に17基の稼働停止を決め、2023年最後の3基を停止したそうです。
原子力発電は「最終貯蔵などのコストを加味すると非常に割高だ」と指摘されていました。
廃炉作業には最低15年かかり、1基あたりの廃炉コストは1600億円。
もちろん、計算通りいった場合ですね。
大震災で予定外の費用が発生するリスクはあります。
そして、その費用は莫大です。
世論は6割反対でも、大きな危険を回避したという点は、評価されていいのではないかと思います。
投資も、起こるかどうかわからないけれど、未然に大被害を避けるのは賢明な処置です。