安心して株が買えるために、基本的なことを書いておきます。
(問) 株式会社に貯まっているお金は誰のものでしょう?
(答) 株主のものです。
基本的に黒字の間はずっと会社にお金が貯まっていきます(使わなければ)。
いくら株価が下がろうと、会社のお金が増えている限り、
株の価値は上がっていると考えていいのです。
だから、株価が下がって、怖くなって売るのはバカバカしいことなのです。
但し、例外もあって、不正が発覚して倒産の危機が迫っている、
お先真っ暗(コロナ騒動での飲食業界)等は価値の考え方が違ってきます。
株式投資の本質
昔、東インド会社というものがありました。
中学で習ったヤツです。
オランダでできた、最初の株式会社です。
船を造って、乗組員を雇って、インドへコショウを取りに行って、ヨーロッパに戻って売れば儲かる!
でも海賊に襲われたり、コショウが得られなかったり、リスクはつきもの。
そこで、小分けにして出資させ、出資者は株主になってもらったというものです。
無事コショウが売れ、利益が出たら、株主の出資比率に従って利益が分配されます。
これが、株式投資の本質です。
現在では、株式が市場で売買されるシステムができている、ということです。
ここを理解できていれば、会社のお金は株主のもの、と理解できるのではないでしょうか。
株の買い方
単純に考えると、黒字の会社の株を「安く」買えばいいのです。
もっと言うと、黒字が多い方がいいです。
更に言うと、黒字が年々増えていく会社の株を買いたいですね。
利益が年々増えていく会社の株を安く買う、そして、ずっと持っておく。
私のやっている(できてないことも多いんだけど)のはこれだけです。
「株を買うのは、会社の一部を所有することだ」と本によく書かれていますが、
言い換えると、『お金製造装置を買うようなもの』です。
壊れにくく、メンテナンスフリーで、たくさんお金を製造する装置がいいですよね。
株価がどんどん安くなると、何か悪いことがあって自分は知らないのではないかと
不安になりますが、利益が少々減っても相変わらず黒字の会社の株は手放さなくていいのです。
(時代が変わったら、手放すことも必要)
株式投資は、安く買って高く売る、と理解している人が多いですが、
これだけだと心理的にやられることが多いです。
「会社のお金は株主のもの」という理解をしておくと、
この先しっかり利益を出しそうな会社であれば、株価が下がったところで、
追加で買うこともできるのです。
よく調べて、大まかに正しい行動を取る必要がありますが。